眼を保護するための保護具としてもっとも利用されているのがレーザ保護めがねです。レーザ保護めがねはレーザゴーグルと呼ばれたりもします。一般的な眼鏡タイプ、眼鏡の上から装着できるオーバーグラスタイプ、スキーゴーグルのようなゴーグルタイプ、顔全体を覆うフェイスシールドタイプなどがあります。加工用レーザには紫外線～可視光～赤外線と色々な種類がありますが、これらのレーザ保護めがねもレーザに合わせたものを選択しないと保護具の意味を持ちません。これはフィルターにレーザの波長に合わせた吸収剤が入っているためで、すべての波長をカットしてしまうと何も見えなくなりますので吸収しなくていい波長を透過させることで両立しています。

作業者や通行人を保護するための保護具としては窓硝子の代わりに使用するレーザ保護ウインドウがあります。加工用レーザには紫外線～可視光～赤外線と色々な種類がありますが、これらのレーザ保護ウインドウもレーザに合わせたものを選択しないと保護具の意味を持ちません。これはフィルターにレーザの波長に合わせた吸収剤が入っているためで、すべての波長をカットしてしまうと何も見えなくなりますので吸収しなくていい波長を透過させることで両立しています。

作業領域を完全に隔離するのがレーザ保護カーテンです。レーザを使用するときだけ作業領域を仕切ることができますので便利です。万が一レーザがカーテンに当たっても数秒は貫通せずレーザ光を遮ります。もちろん燃焼もしません。高出力なレーザに対応した金属製のカーテンもあります。
パーティションはカーテンを独立させたスタイルの保護具で移動ができるため一時的な作業を行うときなどに使用されています。持ち運びできるタイプもあります。

見落としがちですがレーザ加工の内容によっては高温の飛散物が飛んでくる場合があります。引火しやすい服を着ていると焦げたり燃えたりしてしまい危険です。作業着は難燃性の製品を選ぶことも大事です。
また手袋も同様に難燃性や耐熱性の手袋を装着することも大事です。